行政サービスのデジタル化や地域活性化に積極的に取り組む自治体のひとつ、群馬県富岡市。先日、平将明デジタル大臣が視察に訪れ、移動型スマホ教室を行うソフトバンクの「スマホなんでもサポート号(以下「スマサポ号」)」に体験乗車しました。
スマホアドバイザーによる遠隔のレッスンをスマサポ号の車内で体験
ソフトバンクでは、富岡市をはじめとする29都道府県の139市区町村と連携し、移動型スマホ教室を開催しています。スマホの利用料金・情報変更などの相談受け付けなどのサービスを提供しています。なかなかショップに行けない、周囲に気軽に質問できる人がいない、といった住民の方が、自治体アプリの利活用促進をはじめ、安全なスマホの使い方や、生活がより便利になる方法などを学ぶ機会になっています。
富岡市では、2022年からソフトバンクと連携し、スマサポ号による活動を開始しています。市内にあるソフトバンクショップは1店舗ですが、住民の方がショップに出向かなくてもサポートを受けられるよう、公共交通の不便な地域を中心にスマサポ号が出張。年間の稼働は200日ほどに上ります。2024年度は約700回のスマホ講座を開催し、スマホの基本的な使い方のレクチャーや、マイナンバーカードの申請サポートをはじめとする、デジタル活用講座などを行いました。
2025年5月1日、富岡市役所の「しるくるひろば」を訪れた平大臣は、スマサポ号の概要や全国の自治体と行う活動事例に関する説明を聞いた後、スマサポ号に乗車。オンラインで別の場所にいるソフトバンクのスマホアドバイザーとコミュニケーションを取りながら、スマホでマイナンバーカードを利用する手順を学ぶ講座を体験し、分かりやすいレクチャーに感心していました。
スマホ講座の体験を終え、平大臣は「民間事業者の協力によるこのようなサポートは非常によい取り組みで、(全国に)水平展開ができる」と、デジタルデバイド解消に向けた考えを示しました。
(掲載日:2025年5月21日)
文:ソフトバンクニュース編集部